
PDF編集には4種類あります
- 作成した文章、ドキュメント、画像をPDFとして保存するもの
- スキャナーで連続読んでそのままPDFドキュメントにするもの
- PDFのドキュメントに後で文字を入力したり、マーカしたり、しおり(目次)を付加するもの
- 既にあるPDFドキュメントにページを足したり、削除したり編集する
1.は最近ではofficeなどのソフトの保存形式として[PDFで保存] があるので、単独ソフトのニーズは少ないです。
今回は
スキャナーで連続読み込んで1冊のPDFドキュメントにする–2.
を、説明します。
- 機関紙や冊子を処分する前に電子化して残しておこう
- スマホに入れておいて、電車待っている隙間時間に読む
まず、シートフィーダ機能のあるスキャナ、複合機が必要です。富士通のスキャナScanSnapは両面を一度に読み込んでくれるので本や機関紙などのPDF化にとても便利です。
ソフトは付属のものでいいですが、私は「いきなりPDF from スキャナ 3」を使っています。
年賀はがきはお年玉番号をチェックした後は、心温まる文面の賀状だけスキャナーで読み込んで、シュレッダーにかけます。数十枚あっても、数分でPDFドキュメントになります。
メモなどは定型用紙に貼って連続スキャンする
断片的に書きとめたメモなどいろんなサイズがあるとシートフィーダタイプではスキャンできないので事前に定型サイズの用紙に貼っておきます。少し面倒ですが、読み込み始めるとアッという間にPDFになります。
両面スキャナーをフルに活用
いろんな冊子が30年分溜まっています。しかし、貴重な内容なので、捨てるわけにはいきません。置いておくには場所をとり、置いておいても再利用される訳ではありません。PDFにしておけば、順次スマホに入れて隙間時間に読むことができます。
活用という観点からもぜひ電子ドキュメントにしたいところですが、フラットベッドスキャナーで片面ずつ順に読み込んでいって、連続したPDFに編集し直すのは大変な労力です。
このFUJITSUの両面スキャナーを使えば数分で完了します。但し、冊子はバサッと単葉に切る必要があります。
スマホのSideBooksというアプリ使えばこのように本のページをめくるように左右の開き方向も指定できます。
本や冊子をスキャナで読んで電子化することを自炊という
ROMデータを読み出すことを「吸い出す」と言っていたことから、自分でスキャナで読んで電子化することを「自吸い」と言っていました。どこかで誰かが間違いか洒落でそれを「自炊」と言い出し、広く一般化してしまいました。
解像度は150dpi位にしておく
特に詳細な、または画像重視でなければ、スキャナーの解像度はJPGで150dpiくらい、PDFへの吐き出しも同じにします。色数は256色にします。
20ページのB5書籍を200dpiでフルカラーで自炊したものが18MB、150dpiだと10MB。150dpiで256色だと8GBに収まります。
自分でいろんなパターンでやってみれば最適値を決められますが、すごく時間かかります。上記を目安にやってみましょう。