
顧問先のKS社から、パソコンの日付がデタラメになり、やがて起動しなくなったとレスキューコールがありました。
症状として
-
電源ランプは点くが、画面は一切何も表示しない
-
液晶が壊れている様でもない
こういうケースではメモリーか、CPUの異常が考えられます。
本体を開けてメモリーなど緩んでないか等チェックしてみます。
起動しなくなる前に動作が変になっていたので、メモリーではなくCPUに問題がありそうです。
ただし、ノートパソコンや一体型は、分解しにくくCPUもマザーボートにオンボードなので、修理するにもマザーボードごと交換になり、5万円位以上の見積されます。
HP(ヒューレット・パッカード)製のノートパソコンにはこの種の故障が多く、お薦めできません。
今回壊れたのは、この一体型パソコンです。配線も無く、大画面でスッキリして場所をとらずとてもいいのですが、一体型は問題もあります。
- どこか壊れると全部が廃棄になる、壊れやすい
- 本体開けにくく拡張性にも乏しい
- 新品時の価格は高い
どこか壊れても液晶だけでも使えれば価値あります。D-SubかHDMIの入力端子(出力ではない)が付いていればいいだけなのに。
そういうのもあります。
一体型パソコンにはNECにHDMIの入力が付いているものがあり、単体液晶として使えます

パソコン部分が壊れても液晶として使えてくれれば、デスクトップPCの本体だけ用意すればいいのです。
i3かi5の第3世代一体型マシンを中古で25000円位で買って、ハードディスクはSSD(1万円)にしてWindows7ライセンスシールでWindows10をクリーンインストールすれば、ピックリする程の高速マシンが出来上がります。普通の人には出来ませんので、新たに買う時に考慮しましょう
ハードディスクは今やSSDにすべきです
もし新規でパソコンを購入するなら、最初からSSDディスクにしましょう。従来ハードディスクは(その名のとおり)中で円盤が回っている構造のものでした。今や全ての記憶媒体はメモリー式になっています。SSDの魅力は
- メモリー内の処理だからはるかに高速
- 軽量コンパクト、振動にも強い、壊れにくい
コストパーフォマンス考えると250GBタイプということになります。データはネットワークストレージに保存する前提で考えると十分な容量です。
ちなみに1TB程度のハードディスクを搭載してプライマリー用として128GBのSSD(またはMcSSD)を積んでいるものもありますが、それでもいいです。
パソコン処理の高速化は事務処理の生産性にダイレクトにつながります。数年前までは高性能パソコン=高性能CPU=高価という図式でしたが、今やSSDという選択肢が有効です。1万円ほど高くなる程度です。その値打ちはあります。