電話機が繋がらない、困った!
サポート契約クライアントD社から、(ビジネス)電話機のうち2台が繋がらなくなったという、へるぷ電話がありました。
こういうケースでまず調べることは
- 電話機(端末機)自体の故障かどうか。これは他の正常稼働機と付け替えてみれば分かる
- モジュラー線の断線が考えられる。根元の分配器を辿り、そこから別の線で繋いでみる
- 分配器のポートを付け替えてみる、中での断線は無いか
- ここまでやってダメなら主装置側の配線チェックをする。ネズミに齧られて断線ということもある。何か重い机の足のようなものが乗っかり線が潰れていないか
- 主装置をリセットしてみる
- 主装置から端末機までの間のダクトの中とか、壁の分配盤で問題が起こっているかもしれない
そのケースでは専門の電話技術者が何時間もかけて調べないと分かりまん。
調べるだけで2~3万円かかります。且つ、調べて原因特定できないこともあり、その場合はお金をもらえない事もあり業者はこの手の仕事を嫌がります。
私たちが出来るのは5.までです。5.までやって解決しない時は業者に連絡とり来てもらいます。
その際に業者と顧客の間に入り、
- 費用が最低1万から3万円かかる
- 調べて分からない時は配線のやり直しになり10万円くらいかかるかもしれない
- やらないと言っても調査費は業者に支払う
こういう確認をとります。よく「直ってなんぼやろ」と言って調査費払ってくれない人がいるのです。(そういうこと言っていると誰からも相手にされなくなります)
今回は3.までのチェックで復旧しました。
たいがいは5.までで復旧しています。素人がやっても構いませんが、注意すべきことを2、3あげると
- 電話線はコンピュータ線のLANとは違い、線やポートが一対一で主装置と関係付けられている
したがって安易に電話機入れ替えたり、ポートを差し替えたりしないこと(戻す) - 電話モジュラー線は2芯と4芯があり、またはリバース線があり、よく見極めて使う事
- 分かった時、経路図を整備しておく。例えば上のモジュラーBOXでは、どのポートがどの端末電話に繋がっているとか或いは使われていない線など明記しておく