
RAIDの利点は、ハードディスクを2本(以上)実装して1つが壊れても運転し続ける、業務が止まらない-というところにあります
主なやり方として、比較的低価格のサーバによく使われるミラーリング(RAID1)と、本格RAIDのイメージのある3本以上並列DISK書込み式(RAID5)があります。
いずれにしても、1つDISKが壊れてもシステムはダウンせず、動いているうちに壊れたハードディスクを取りかえRAIDを構築し直すことができます。
サーバには必須の機能ですが、実は経験上結構RAIDコントロール(ボード)が壊れるのです。そうなるとDISKは全く使えません。古いサーバマシンになると部品の入手が困難になり復旧できなくなる。特にRAID5で使っていた場合は絶望的です。
RAIDボードが壊れ、パーツが入手できないと復旧できない
サーバ使っていて、RAIDボード壊れて出張修理依頼すると、保守入ってないと交換RAID、DISK部品代10万円と出張修理費7万円位取られます。6年くらいするとメーカからサポート終了の案内が来て、それ以降は部品が無いということになります。
ユーザ事情としてはWindows2000Serverでしか動かないアプリケーションを利用し続けざるを得ないような場合もあります。10年くらいはすぐ過ぎるのです。
サーバはサポート期間過ぎたら非RAID クローン化する
特にRAID5で運用していると、そのデータのバッチバックアップ取ってない限り、復旧不可能ということになりかねません。
RAIDは外して(またはRAIDのままで)クローン化することを薦めます。
C:ドライブ(DISK#0)をOSごと丸ごとD:ドライブにツールを使ってコピーします。
データは定期的にC:⇒D:の所定フォルダーに自動コピーを仕掛けておきます。
ネットワークストレージを使ってバックアップ取るという方法もありますが、それだとc:が壊れた際、WindowsServer OSのセットアップから設定、ターミナルサービスなど一からやり直さないといけません。この面倒は避けたいのです。
クローンだとC:プライマリーDISKが壊れても、D:を起動DISKに切り替えてすぐ起動、運用を再開できます。
多少のパソコン知識があれば誰でもできるのが利点です。サーバが停まるのも最短ですと10分位で済ませられます。
欠点は最新のバックアップまで復旧できるが、それ以降の分は戻らないということです。
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